清里現代美術館

「昨日までストーブをつけていたんですよ!」と話してくれたのは、清里現代美術館の館長、伊藤さんでした。6月11日の少し肌寒いこの日、久しぶりにここを訪れました。


清里駅から車で3分、静かな森の中にただずむ清里現代美術館。ここは日本デザイン専門学校と教育提携をしている個人美術館です。
今回、伊藤さんや現在展示や企画を行っている弟さんと3時間以上にわたって展示室をまわり、作品や資料のひとつひとつを見ながらヨーゼフ・ボイス、マルセル・デュシャン、ジョン・ケージ、荒川修作などの作家ついても丁寧に解説して頂きました。作品は貴重なものが多く、他の美術館の企画などにも貸し出されているそうです。

何より驚くのは、作品だけでなく、所狭しとある資料の山です。図書、インヴィテーション・カード、パンフレット、カタログ、新聞、手紙など、作家と作品に関わる膨大な資料を7年以上もかけてデジタルアーカイブとして構築し続けているそうです。完成まではあと5年はかかるとおっしゃっていましたが、その一部を見せて頂きました。作家別の作品はもとよりその背景にある様々な資料検索ができ、便利でわかりやすくとても素晴らしいものでした。ぜひできるだけ多くの方々に活用してもらいたいとのことです。

伊藤さんは、「現代美術ってよくわからない… だから現代美術館には行かないという人も多いのですが、では他のことはどれだけ理解しているのですか?食べず嫌いをせずに、ぜひもっと見てほしい」と。たしかにその通りかもしれませんね!まずは、見て、聴いて、それからです。理解しなくたって何か感じることはできると思うのです。生・死・美・喜・悲など… また、たくさんの資料の山が作品理解の糸口になることは確かです。そして、このデジタルアーカイブも役に立つのでしょう。

ここには、何度か訪れたことがありますが、今回は今までとは違った感じで見ることができたように思います。
また、これらの作品や資料にはたくさんのデザインソースが溢れているのも事実です。今回初めて見たジョン・ケージの譜面はデザイン的にもとても興味深く感じました…..!
デザインを志す皆さんも、たまには現代美術にふれてみませんか?
何か新しいアイディアを発見できるかもしれませんよ!

榎本幹男

p.s.日本デザイン専門学校の学生は無料で見学することができます。
清里現代美術館
http://www.point0.jp/KIMOCA/

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日本デザイン福祉専門学校グラフィックデザイン学科 STAFFブログ 先生や副手達の日常や仕事の話、学校の出来事やデザインのこと、趣味の話、普段聞けない思い…(笑)等々...
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