世界へ向けて C.I.デザイン

C.I.

かれこれ10年以上のお付き合いさせてもらっている会社のC.I.(コーポレート・アイデンティティ)デザインを創業当時の10年ほど前にさせてもらいました。

10年前は自分もフリーになって2,3年目だったと思うので、とにかく自分にできることは何でもやるスタンスで仕事を請け負う。だからC.I.デザインは企業の顔になる大事な仕事、なんて認識もないまま、社長さんが気に入るかどうかだけを考えイメージしてデザインしました。
一応気に入ってもらえたようで、今でも使ってもらっています。

創業当時に社長のご自宅まで行き、封筒に宛名を印刷してDM資料をつめる作業をご家族と一緒にしたのも、今となってはイイ思い出です。

そして10年の月日が流れ、会社の業績はグングンUP、社員も増え、いよいよ世界進出へ向けて動き出しました。来週も今年三度目のバンコクへ行くとか。

そこで今回、カタカナだったC.I.を英語表記で改めてデザイン。

C.I.デザインはその会社の顔となり、次にリニューアルされるまでの長い年月使用される。

デザインするにあたって会社の企業理念、開発商品コンセプト、社長の趣などから軸となる方向性を見いだしますが、今回は英語表記の社名をデザインして世界の人たちへ社名PRをしていく。

なんだかとても大変そうですが、自分がデザインしたものが世界へ行くのだから、その分やり甲斐もある仕事。

昔はロットリングペンで決定デザインを清書するのが仕上げ作業でしたが、今時のC.I.デザインではアドビ社のイラストレーターというベクターグラフィックのデザインソフトが外せない制作ツールとなり、ラフの段階から仕上げまでサポートしてくれる。

C.I.デザイン、または商品・ブランドロゴデザインなどの制作手順は、まずデザインコンセプトの確認をした上でその名称をイラストレーターで打ち込んでいく。
そしていろんなフォントに変換しながら文字組みした様子をながめる。

イメージに近い物をいくつかピックアップして、それらをベースに文字の形をいじる。

フォントは色々な文字の組合せでも使用できるようにデザインされているのが通常。
汎用性が高いように作られているので、その社名などテーマ語句で打ち込んだ後はアレンジ、微調整をしていく。

テーマに合わせて線を太めにしたり、短くしたり、直線を曲線にしたり、斜めにカットしたり、あるときは最初から文字を作り直したりして全体を整える。

この作業が地味~で、マウスやペンタブレットでチクチク進めるんですが、自由自在にパスをいじれるようになるとこれが結構楽しいんです。

10年目のリニューアルしたロゴで次の10年間、その会社も自分もどうなっているのか・・・楽しみです。

できあがったC.I.とその詳細なプロセスは、折を見て学生たちとシェアしたいと思います。

グラフィックデザイン学科では「タイポグラフィ」という文字のデザインに特化した授業があります。
その授業内で学生たちが「フォント」をデザインします。そしてそれを実際にパソコンへインストールして打ち出せるようなフリーフォントとして、このブログからも世界へ向けて発信!しています。

まだまだラインナップも少なく、完成度もそこそこではあるものの、何か新しい感じや面白い感じがするものがどんどん増えていくでしょう。
そしてリリースされたフォントも制作者の学生たちの手によって、さらにバージョンアップや文字の追加、進化していきますので、ぜひ皆さん、お気に入りオススメです。

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小川正喜

NDCG の紹介

日本デザイン福祉専門学校グラフィックデザイン学科 STAFFブログ 先生や副手達の日常や仕事の話、学校の出来事やデザインのこと、趣味の話、普段聞けない思い…(笑)等々...
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