今年は春先かからずっと暑い日ばかりですね。
自分の部屋は大きめのパソコンがあるおかげで、さらにヒート!
そんな、とある蒸し暑い日、涼を求めにしながわ水族館へ行きました。
ところが、着いてみると子供や学生 (遠足?)で溢れる館内。凄い熱気(苦笑。
しかし、様々な水の生き物達を見て廻るうちに、気分はすっかり涼しげな世界に…
こうした中、イルカのショーを見る事になりました。
会場に行って席を取り、ショーが始まるまで待っている間ふと席からプールに目をやると、ウォーミングアップなのか数頭のイルカたちが泳ぎ回っていました。
その中に1頭、時折、仲間の輪から外れて逆立ちの様に尻尾だけを水面から出すイルカがいました。
凄くかわいいのと同時に、その動きをするのが1頭だけというところは不思議な感もあり…まるで無邪気な子どもの様でもあり、ショーに出るのが楽しくて仕方が無い”といった様子にも見えました。
その後ショーがスタートし、統率のとれた内容が大変素晴らしかったのは勿論、その妙に印象に残る逆立ちイルカ(?笑)のおかげで、“イルカショーを見た”という記憶が、より強く頭に刻み込まれた様な気もします。
と、こうした気を惹くワンポイント、アクセントの存在によって、全体的な印象も大きく変わるという事…
これは、ファッションでも、食事でも、ロックバンドでも、そしてグラフィックデザインにおいても同じだと思います。
例えば、画面の中のちょっとしたワンポイントによって、その作品がより印象深く感じられる事があったり…逆に、そのせいで魅力が半減する場合もあったりしますが(苦笑。
何の気無しに出かけた水族館でしたが、デザインの基本を思いがけずに教えてもらった様な気もしました。
これから増々暑くなりますが、涼、そしてこうしたヒントを求めに、また色々と出かけてみたいと思います。
菱山 勇