リビングワンダーランド2017で再チャレンジ

2016年度に続き、2017年も全家協(全国家庭用品卸商業協同組合 )さんからオファーをいただき、リビングワンダーランド2017へ学生の作品を展示させて頂く機会を得ました。

6月、制作スタート「JAPAN QUALITY」

今回のリビングワンダーランド2017では「見せる 伝える 魅了する 日本の家庭用品 ~4000万人の世界のお客様へ~」というメインテーマで、海外から見る日本製品の魅力を探りたいとのこと。

日本デザイン福祉専門学校在籍の留学生たちに日本の日用品を選んできてもらい、その魅力をリポートとしてまとめることから始めました。

留学生が東急ハンズの主に台所製品を扱うコーナーから商品を選び、実際に使い、写真をとり、選んだ理由から使った感想などをまとめ、リポート提出。

集まったリポートの日用品からグラフィックデザイン学科2年生たちがポスターとしてデザイン制作するテーマを選ぶ。

7月、ポスター作品プレゼンテーション

最初の作品発表は夏休み前の7月。全家協の方にご足労願い、学生ホールで制作をしたポスターのアイデア、ビジュアルを資料としてまとめ、プロジェクターに投影しながら学生一人ずつプレゼンテーションしました。

学校内で授業における作品の評価は、ビジュアル的に美しいかどうか、という部分がまずあって、次にテーマとなる製品が持つ魅力が伝わるポスターに仕上がっているか。もちろん2年になれば、テーマ性を重視した評価にウェイトが置かれるようになりますが、ポスターとしての美しさがあってこそ。

しかしその業界で実際に製品を企画、販路を確保し流通させる現場の人間にとっては製品の魅力、機能性が全面に出ている作品に評価が集まる傾向にあります。

ということで機能面からの作品はより美しいビジュアルになるように、美しいビジュアル主導の作品はより機能性を伝えられるようにブラッシュアップ。

8月、作品の仕上げ

全家協の方から各作品へ頂いた的確なアドバイスを基に、8月夏休み中に作品修正指示をメールでやり取りし、一番多かった学生とは往復20通以上、その甲斐あってビジュアル、内容ともいいものが仕上がりました。

今回の出品でシンプルにバランスよくまとめられたのは木村くんの作品。先の20通以上メールやりとりしたのが彼で、ゴムベラという一見地味な商品でのポスター制作でしたが、スマートでシンプルかついい感じで印象に残りながら商品の訴求も出来る作品になりました。

逆に画面の密度アップを図り、賑々しさや楽しさを演出しながらアメコミ風の構成で商品の魅力を伝える作品に仕上げた土田さん。木村くんの次に多くメールのやり取りをし、微調整を重ねていきました。

9月、作品展示

今回も有楽町駅に隣接する東京国際フォーラムで開催されるLW2017。広々とした会場で、全家協杉田さんに誘導してもらい学生作品展示スペースへ学生たちと向かいました。
昨年も入り口付近でイイ場所でしたが、今回は更に入口近く、そして人の導線も多いことが予想できる好位置でした!

更に今年は留学生のリサーチ内容とその商品実物がポスター作品と一緒に展示され、産学共同ならではな目を引く展示ブースに仕上がっていました。

制作された作品同士が出来るだけイイ形で来客の目に入るように順番を何度か入れ替え、無事展示指示出しを終了。

今回展示の際にどの作品が良かったか票をとって下さり、一般目線での評価も後でお知らせ頂くことができ、学生たち今後の制作へ向けて大いに励みになりました。

まとめと感想

「今年の作品、グレードアップしたよね!って話てたんだけど、小川先生、手加えた?」って全家協の杉田さんに言われたんですが、「いえいえ!してないです!!」って。

先に取り上げたのは二人だけですが、他にも修正をしたのは半数以上の学生で、そのやりとりの成果であることを伝えました。何度も何度もやり直した分だけ良くなっていく。

昨年に引き続き今回も全家協の杉田さんをはじめ関係各所の皆様、本当にありがとうございました。2度に渡ってこんな機会をいただき、私自身、学生共々大変いい経験を重ねることができました。この場を借りて、心からお礼申し上げます。

小川正喜

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