古民家の再生とグラフィックデザイン

代々木駅のすぐ近く、学校からも歩いて10分位。ちょっと裏路地に入ったところに老朽化し、朽ち果てそうな民家が数件。前を通るたびに、なんだか寂しい感じで、その内、壊されて新しい家やビルに立て替えられるんだろうなあ…などと思っていたら、案の定、解体作業が始まり、ついにきたか、と思っていたら、なんと不思議な飲屋街にー。

全部を取り壊すのではなく、古びた民家の味わいある部分を生かし改築し、昭和ロマン漂うレトロでオシャレな雰囲気の七棟の飲み屋に変身ー
「ほぼ新宿ー」の微妙な言い回しのコピーや、「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」の案内表記もなかなかユニーク、看板やロゴマークもそれぞれ個性的で、なかなかいい感じのデザイン。

最近、こういった古い建物を利用し、新しい業態にプロデュース展開した再生飲食店が人気だが、ひたすら新しさを追い求めるのではなく、資源の有効活用やリサイクルといった時代の流れやニーズとマッチし、レトロでどこか懐かしい原風景的な景観と新しいエッセ
ンスが融合し、ちょっと新鮮に映る。
身の回りの様々な生活環境が無人化し最先端のITに囲まれAI化に進む中、ハイテク疲れの反動だろうか、人肌の温かさが恋しくなるのだろうか?
アナログ的で、どこか肩の力の抜けたホっとするデザインが人を惹きつけ、様々なジャンルで新しいテクノロジーと結びつき表現されてるものを見かける。

先端メディアに拘るメディアミックスのヴィジュアルや大規模なアドバタイジングデザインの展開力、スピード感のクールさも魅力だが、ちょっとした絵や文字のロゴデザインを使って、小規模ながら、洒落たグラフィックデザインで、こんなにも場の空気感やイメージを変えることが出来る。

やっぱりグラフィックデザインて面白いねー

中保 誠

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日本デザイン福祉専門学校グラフィックデザイン学科 STAFFブログ 先生や副手達の日常や仕事の話、学校の出来事やデザインのこと、趣味の話、普段聞けない思い…(笑)等々...
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