シン・ゴジラ

sg

気がついてみればもうすぐ新学期。特に旅にも行かず、バタバタ仕事をしている間に終わってしまった感じですが、唯一の娯楽といえば、庵野秀明監督作品の「シン・ゴジラ」を観たことぐらいでしょうか!自宅が品川駅近くなのもあって、あの橋が壊される、駅が、このマンションも、ああやばい、ウチが壊されるって感じでドキドキワクワク楽しむことができました。
まだ、観ていない方もいると思うので詳細は書けませんが、既に330万人が観たこの夏話題の映画です。
初代ゴジラは昭和29年、ビキニ環礁の核実験に着想して作られたと言われ「水爆大怪獣映画」として東宝によって公開されていますが、当時の監督本田猪四郎がどういうメッセージをゴジラに託したのかは、未だに様々な意見があるようです。
シン・ゴジラも、ストーリーの中には3.11のことなどはひと言も出てきませんが、SNSなどを通じ、災害、核兵器、自衛隊、政治(恋愛がない…笑)と色々なキーワードでネット上で議論されているようです。映画を観た人たちの想像力によってシン・ゴジラという大怪獣が作られていっているのです。また、ゴジラに対処するのが、戦隊もののような架空の組織ではなく、「今の日本」というのもリアリティを感じさせるところです。

さて、別のリアリティとして、初代「ゴジラ」から「シン・ゴジラ」になって変わったのは、着ぐるみの特撮映画からフルCGになったことでしょうか。今ではCGやVFX(視覚効果)なんて当たり前ですが、私としては、特撮映画でミニチュアの建物を壊しながら進む着ぐるみのゴジラも捨てがたいです。とはいえ、シン・ゴジラ自体は図面も無いわけですからスケッチを描き、実際のミニチュア(雛形)を作りそれを3Dスキャンしてデータ化していくわけで、ゼロからコンピューターで作ってはないのです。街並や登場する戦車、ヘリコプター、町を走る車のほとんどが3DCGで、実写と見分けがつかないのは素晴らしい技術ですが、その制作行程を考えると、とても尋常な作業ではありません。
実はエンドロールには、そんな作業の一端を担っているCGディレクターでグラフィックデザイン科卒業の岩本晶さん(株式会社白組)も名を連ねています。また、映像ではないですが、グラフィックデザイン科卒業の金坂さん(東宝アド株式会社)もシンゴジラの前売り券やポスター、ポップコーンやホットドックなどのパッケージ、その他関連グッズの制作に関わったそうです!卒業生もいろいろなところで活躍していて嬉しい限りです。

それにしても広島、長崎に原爆が落とされたのが昭和20年、その後70年以上経っても「核兵器や放射能」という同じキーワードなのは、色々考えさせられる映画ですね。

さあそろそろ授業が始まります。皆さんもまずはシン・ゴジラの話で盛り上がるのでしょうか?

※岩本晶さんは、9月20日から放映されるTBSテレビドラマ「彼岸島Love is over」(MBS9月18日~)の監督も務めてます。
興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
http://www.mbs.jp/higanjima/

榎本 幹男

Be Sociable, Share!

NDCG の紹介

日本デザイン福祉専門学校グラフィックデザイン学科 STAFFブログ 先生や副手達の日常や仕事の話、学校の出来事やデザインのこと、趣味の話、普段聞けない思い…(笑)等々...
カテゴリー: 榎本 幹男 タグ: パーマリンク